迷惑な運命



ーお昼休みー


「「「おぉーー!うまそーーー!」」」


香織たちが声をそろえて言う。


美味しそうに食べてくれると、やっぱ作ってよかったなって思う。


「うまっ!」

って頬をほころばせてる中谷君。


ふと、茉莉に言われた言葉を思い出す。


『結愛は、中谷君が好きなんだね。』


その日以来、茉莉と京香に会ってない。


私は、龍が好きだ。


中谷君は、好きじゃない。


あくまでも、友達。


今日も、自分に言い聞かせる。
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