迷惑な運命


ー昼休みー


私のHPは0。


毎放課他のクラスの子が来て、私をにらんでくる。


「ハァ…。」


思わず漏れたため息は、京香に見つかって


「中谷か。」


と京香が言ってきた。


「ご名答です。」


京香に放課の苦痛を訴えると、京香は一生懸命聞いてくれた。


そして


「中谷サイテーすぎだろ!」


と怒って帰っちゃった。

その通りでございますよ…………(涙)







家に帰ると、緊急もとけて、どっと疲れが押し寄せてきた。その時


「あははは!」


と言う、京香を怒らせた人のような声がして、

私はリビングに駆け込んだ。


「あっ!お帰りー!」


そこにいたのは、お姉ちゃんと、お姉ちゃんの彼氏の架伊さん。


あっ!中谷君と架伊さんの声、めっちゃ似てる⁉



「あの、架伊さんって、弟いたりしますか?」



もしそうなら、すべてが繋がる。


中谷君の声に、聞き覚えを感じたのも。


中谷君が、私を知っていたことも。


「いるよー。同い年だよ!確か高校も一緒じゃないかな?」


  ビンゴー!





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