君が好きだと心から叫ぼう
カメラと私たち
カメラを手に入れてから

毎日カメラを使ってる。

ずっと置いておくには勿体ない気がして


「ねぇ、カメラから写真てどうやって現像するの?」


「ん、知り合いにそうゆうの得意なやついるから頼んでみる」

そう言って私の頭をポンポンとなでる。

「撫でる必要性ないでしょ」

「そこに頭があったからさ、さよは素直じゃないな」


綺麗な顔面の君は広角をあげてニヤって笑うのが得意技

「また、意地悪そうな顔してるよ」

意地悪そうな顔、本当はそんな顔してるないけど君はこの言葉が苦手なようで、ショックを受けてる君をみるのが好きで言ってしまう

「そんな顔してるかな…ってもうこんな時間」

時刻は7:40
君の出る時間だ

急いで玄関に向かう君、ドアノブに手をかけたがなぜかドアを開けなくて

「…ねぇ?どうしたの?」

「さよ、お互いのさ好きなものを取り合うってどう?」

「へ?」

時間がないくせに呑気にそんなこと言う君は「うん、それいいかも」と一人で頷いてる

「いいと思うけど…時間…」

「あ!そうだった!詳しいことは夜話そ、行ってきます」


君が開けたドアは日曜日と一緒で
一面に青空が広がっていた。








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