たとえ明日が遠くても、君との未来を信じてる
「…だから。」
遼がぼそっと顔を赤く染めて言った。

「なに?」
問いかけると、遼はそっぽを見て


「ほかの部員と穂花が一緒にいるの嫌だから。」
それが言いたかったんだ。ずっと。


遼、嫉妬しちゃうんだ。

「嬉しい…」
「ん、?」


私の下心は届かなかったけど、遼の思いが知れてよかったと思った。
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