たとえ明日が遠くても、君との未来を信じてる
「押すなっ」
「いーから、早く!部屋行って」
久しぶりだなぁ、遼の部屋。
遼が、ゲームを持って床に寝そべろうとした。
あー、肩幅広いなぁ。ってそれどころじゃない。
「私がなにしにきたと思ってんの?早くベッドで寝なさい」
「お前さ、ベッドとか…二人きりだぞ今。」
遼、それどういうこと・・・?
「は?」
あえて深く絡まずに軽く返すと
「意識しないの?」
と今までにない真顔で聞いてきた。
「遼、どうしたの?風邪のせい?」
「ちがっ」
遼の言葉を遮るように
「ふざけたこと言ってないで早く寝なさい。絶対熱あるでしょ?顔赤すぎ。」
そう言ったとき、遼は不機嫌な顔をした。
「ふざけてねぇよ。」
そして私をベッドに押し倒した。
ち…近い。
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