たとえ明日が遠くても、君との未来を信じてる
何か言いたそうにしている遼をおいて、私は公園をでた。遼から離れたのにもう遼は視界にいないのに涙が止まらない。私が遼に気持ちを伝えたということはもう幼馴染みには戻れない。
私が遼を好きになった時点で、幼なじみじゃなかったのかもしれない。きっとずっと知らないうちに意識してたのかもしれない。
こんなの逃げてるだけ。返事を聞くのが怖くて何を言われるか分からなくて逃げただけじゃん。
もう、遼にはきっと彼女がいる。私も新しい恋を探さなきゃいけない。前を向かないといけない。涙拭わないと…。
気づいたら家の前にいた。今日は早帰りの妹が家にいるはず。だからうちに帰りたくなかった。
かえりたくないよ。
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