たとえ明日が遠くても、君との未来を信じてる
そんなはず…。
「意識してたよっ、だってずっと前から」
私が好きだよと言おうとしたとき遼が言った。
「好きだった」
うそだよ。うそにきまってる。
「え、うそだよ…ね?」
嬉しさと不安で止まりそうになった涙が再びこみ上げてきた。
「ずっと前からすきだった」
「女の子といたのは?」
「いや、急に絡んできて、んでおかしなこというからなんだこいつって思ったけど、丁度穂花が居たから見せつけようとした。」
「そっか、」
返す言葉がなかった。
「ごめんほんと。もしよかったら付き合ってほしい。」
驚いた。嬉しかった。だけど・・・
「ごめんね」

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