たとえ明日が遠くても、君との未来を信じてる

遼は驚いた傷ついたような顔をした。
｢なんで、？｣
私が遼を傷付けてしまうかもしれないから。すぐ喧嘩しちゃいそうだし。
｢ねぇ、なんで？好きって言ったじゃん。｣
｢私には無理。｣
｢嘘ついたのかよ｣
｢嘘じゃない、好きだよ。｣
｢じゃあ、なんで、｣
遼、遼ってちょっとクールだし大人しそうなのに、涙目だし、ちょっとかわいいとこいっぱいある。だいすきだよ。だからね、
｢自信ない。遼の彼女になれる自信ないよ。｣
｢俺が選んだんだから自信ないとかじゃない。｣
遼、さすがです。ほんとにどんどんすきになっちゃうよ。そんな子犬みたいな瞳で見つめられたら。
｢りょ、んっ……んんっ｣
遼は優しく私を抱きしめてキスをした。
遼の温もりを感じた。あったかいよ。