たとえ明日が遠くても、君との未来を信じてる
「もう、むりだよ!!」
蛍は、はじめて私を怒鳴った。

「ごめんなさ…」
そういいかけた時

「好きな人ができたんだ。ありがとう。今まで」



そういって蛍は優しくハグをして走って公園を出ていった。


離れていく蛍の背中をただ呆然として見ていた。

ずるいよ。さいごにハグは。


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