たとえ明日が遠くても、君との未来を信じてる
気まずい沈黙が続く。でも、気づけばあっという間に私のうちに着いていた。


「ついた」遼は、そういうとそっと自転車を止めた。着いたのとともに春風が頬を撫でた。


優しいいい香りの風ななずなのに、冷たく感じた。


「ありがとう」私は遼を掴んでいた手を離して
精一杯の作り笑いをしてバイバイと手を振った。
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