たとえ明日が遠くても、君との未来を信じてる
最低だ。私は自分が一番言われたくなかったことを言ってしまった。それは他の人と比べること。


「ご、ごめ…」
慌てて、口を抑えた。だめだ、終わりだよ。


「穂花だって、なんもわかってねぇよ。バスケ部の話だって俺はお前と一緒にいたいけど、他のやつらがいるから仲良くするのが近づかれるのが、みんなのものになるのが嫌だから…言ったんだよ。」



遼の真剣な目。そこまで考えてくれたのに。
突如、静かになった公園には5時のメロディーが、響き渡った。
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