たとえ明日が遠くても、君との未来を信じてる
「好きだよ、遼だいすき、世界1、遼しか無理だよ。大好きだよ。」
わたしは、遼に抱きついた。

「俺も。でも、穂花が遠慮すんなって言うなら遠慮しねぇよ。」

私は遼と甘いキスをした。優しくて甘い誰よりもすてきなキス。

「5時だし帰るか。」
「うん。」
「手…」
遼が手を差し伸べた。ごつごつした大きな手。
昔とは違う。男らしい手。
< 88 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop