恋の運命

〜ユカSide〜

〜ユカSide〜

ユカ「………」

ハルキ、怒らせちゃった。

ユカ「あぁ〜何やってんの私っ!しつこいにも程がある!」

幼馴染だからって変に突っ込んじゃダメでしょ!

そう思いながら宛もなくトボトボ歩いていると、駅前の公園に着いた。

ユカ「…はぁ…」

ベンチに座ってしばらく空を見上げていた。

ユカ「…曇り空…私の心も…曇り空…なんつって」

バカか私は…

?「バカかあんたは」

ユカ「…え?」

振り向くとそこには見覚えのある女の子が立っていた。

ユカ「…さっちゃん!」

中学からの幼馴染のサエちゃんが立っていた。

ユカ「どーしたの?」

サエ「どーしたじゃないよ。買い物して帰ってきたらなーんか知ってる顔が空見上げてると思ってさ」

ユカ「あ、あはは〜なんかそんな気分でして…」

サエ「ふぅん」

そういいながら私の隣に腰を下ろした。

サエ「…なんかあった?」

ユカ「ふえ?!な、なんで?!」

サエ「なんでって…あんた、見るからに元気無いし。変な事言ってたし」

ユカ「そ、そっかな。あはは…」
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