繋いだ手をもう一度
「………………心配、なんだよ」
ボソッと呟いた海の言葉に溜まっていた涙がひとつ頬を伝った。
私ってどんだけ弱ってるんだろ。
今までは大丈夫だったはずじゃん。
昨日のほんの少し会っただけで…………
「なぁ…まだ1年ちょいしかお前の事知らないけど、でもこんだけ一緒にいたら相当無理してるのぐらいわかるよ。」
ねぇ、私何してるんだろう。
気付いたら寝転んでた海の胸にうずくまって泣いていた。