繋いだ手をもう一度
キミ日和
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キミとは産まれてからずっと隣で歩いてた。
「ねぇねぇ、はるくん。わたしねはるくんがスキだよ。」
私のママがキミと私を公園に連れて行ってくれたある日。
砂場でお城を作ろうって2人で砂をかき集めている時、私は何故かいつも心の中にあった気持ちを言った。
「ありがとう。ぼくもはるちゃんの事スキだよ。」
そんなキミの名前は和田 陽登 (わだ はると)
産まれた時から一緒だったから、いつも隣にいるのが当たり前だった。
小さい時は当たり前に手を繋いで歩いてたけれど、お互いスキだと言ってからは繋がれた手の中には温かい気持ちが入っていた。
陽登を家に送って自分の家に帰ってきてから
「ねぇママぁ。はるくんね、わたしのことがスキって」
私は陽登の素直な気持ちを素直に受け取って、スキと言うことがまだ全部はわからない年齢だったけど嬉しくてしかたなかった。