繋いだ手をもう一度
「はぁ!?陽登も誘ったぁ!?」
こちらも不機嫌な亜子ちゃん。
「だってね、行きたそうにしてたから。恋愛映画でもいいって」
「そういう問題じゃない!……けど、まぁいっかそっちの方が好都合なのかも」
───────………ん?
「ねぇ、春陽!ポップコーンちょうだい」
「ん、いいよ」
ついにこの日が、映画を見に行く日が来ました。
けど……亜子が急用で映画後にしか合流できないって映画前に連絡が来て…
陽登としょうちゃんと私の3人で見ることに…
いやーね、さすがに男の子と2人と恋愛映画はキツいよ。
しかもしょうちゃんは作戦通り私にべったり。
せっかく陽登もいるんだから沢山話したいのになぁ…