お前が好きだ
クラスに入ったとき手を繋いだまま入ったからクラスの人にガン見された。

「なんであいつら手繋いでんの。」
「桐山くんと手繋ぐとかありえないんだけど。」

なんて声が聞こえる。

だから私は嫌だった。

カッコイイ人といるといつもそう。

地味な私はつり合わない。

こんな人が一緒にいちゃいけない。

もうこいつといるのやめよう。

そう決めた時、

「おい。お前らなんてこと言ってんだよ。なんでももちゃんの事傷つけんだよ。俺がももちゃんと一緒にいたいからいるだけなのに。ももちゃんは何も悪くない。」

あいつはキレた。

やっぱりこいついい人だよ。

こんないい人に出会ったの初めて。

クラスは静かになった。

「ももちゃん大丈夫?俺のせいだよな。ごめん。」

こいつのせいじゃない。

だって私を守ってくれたじゃん。

「ありがと!」

私は感謝の気持ちを伝えた。

「おう!」

そう言って彼はニコッと笑った。

彼の笑顔が私は好き。

この笑顔をずっとみていたい。

ってこんな事考えたらきもいか。

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