お前が好きだ
朝の学校。

人が少ないためとても静か。

のんびり読書をしていた。

すると、見覚えのある人が教室に入ってきた。

昨日の彼だ。

彼は私の隣の席に座った。

この席の人はいつも学校に来てなかった。

その人が彼なわけないよね…。

「俺お前の隣の席だから。」

「えっ?」

彼の突然の言葉に驚いた。

だから私は彼の事知らなかったんだ。

でもなんで学校に来るようになったんだろ?

「えっ?じゃねーよ。喜べよ。」

いやいや。喜べるわけない。

こんな人隣にいたら授業に集中できない。

私は机を離した。

「お前なんてことしてんだよ。」

そう言って彼はこっちに寄ってきた。

「ってかお前なんで俺と話してくんねーの?
俺のこと嫌い?」

私は首を縦に振った。

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