見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
美しすぎる容姿に、切れる頭。
あれだけの容姿を保つには、並大抵な努力をしなければいけない。
鍛えているからこそ分かる。
仕事だってそうだ。きっと人知れず努力しているのだろう。
しかしそれを周りに見せない事が、かえって印象を悪くしているのだろう。
取り敢えず、優子だけがそれを分かっていて詩織を支え続けたのだろう。
そう思うと、辰巳に連絡を取らせるほど詩織を心配していた事も納得だ。
彼女にも認めてもらわなくてはいない。
明日にでもそういった場を設けようとつよく思い、目を閉じ眠りについた。