見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
「いや、、違う。昔から変わらない。、、、君のお蔭だよ。詩織、、、好きだ。君を愛してる、心から、、、。」
暁人のあまりにも熱すぎる愛の告白に、目を逸らせない。
見つめ合う2人の甘い空気が耐えられなくなり、優子は咳払いをする。
「此処、個室とはいえ私達もいるのよ。そういうのは帰ってからしてもらってもいいかな。、、、話変わるけどそのなりで童貞って嘘でしょ、、、?他のことは信じれても、これだけは信じられない。女と違って男は下半身と心は違うでしょ?、、、、好きじゃない女でも抱ける。そうでしょ、、、、?」
詩織から一旦目を離し、今度は優子の方を真剣な眼差しで見つめる。
「、、、そうらしいね?実際誘われることはあるよ。でも乗った事なんてない。気持ち悪く感じてたんだ。手のひらを返したような女性の態度が。、、、お蔭様で詩織に卒業させてもらったから。少し無理させたけど、、、。」