見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
穏やかな口調の辰巳に、詩織は嬉しくなった。
辰巳の言葉に照れたように優子が間から割って入り、話を変えた。
「佐々木君が、、いや違うか。神崎君が詩織に本気なのも、詩織しか見えてないのも分かった。、、、これからどうするの?私的には婚約を、急いが方がいいと思う。、、、昨日の、、、見たでしょ、、?前から凄かったけど、此処最近エスカレートしてるの。仕事は山積みでサービス残業で深夜になってるし、すれ違い様に暴言吐かれるし。、、、しかも今度は貴方と婚約したって、、、きっともう社内全体に広がってるわ。より一層、詩織は会社に居づらい状況になった。」
険しい表情で暁人を見つめる。
「それは俺も同意見かな。もういっその事仕事辞めて専業主婦にでもなっちゃえば?詩織ちゃん1人くらい優に養えるだろ、暁人は。、、、きっとどんな職場に移っても一緒だよ。それなら暁人の家に居た方がいい。、、、まぁ、詩織ちゃんは仕事が出来るから勿体無いかもしれないせどね。、、優子も寂しがるだろうし。」