見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
2人個室に置いていかれた夫婦。
「、、、これで少しは安心した?優子。」
「うん、、、。詩織に本気みたいだし、詩織の努力が実を結んだのかな。」
そう言って、ぎゅっと辰巳の胸にしがみつく。
「、、、そうだね。暁人のあんな顔、初めてみたしね。あいつなら詩織ちゃんを幸せにしてくれるよ。、、、だからもう、、いいよね?」
優子を強く抱き締めながら、耳元で囁く。
「え、、、?」
「俺も早く帰って優子を抱き締めたい。、、、、俺らの家族が欲しい。いい加減、拒むのは辞めてよ。お互い、、、幸せになろう?」