見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


そして先に暁人マンションに帰って来た2人は、玄関に入るなり抱き締め合った。



「詩織、、、呆れないで聞いて欲しい。、、、辰巳とは俺と違って知り合って長い。でも、、、婚約者の俺には敬語で、辰巳にはあんな砕けた話し方に下の名前で呼んでるなんて。、、その、、。」

どんどん語尾が小さくなる暁人に、そっと体を離して暁人の顔を見上げる。




「気づかなくてすみ、、、、、ご、ごめんね?暁人君。気をつけるね。」



恥ずかしそうに上目遣いのはにかむ詩織に、暁人は身体の体温が一気に上昇する。


抱き上げ、寝室のベッドに詩織を組み敷いた。
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