見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


「、、、あ。」


優しくベットに降ろされ、がっちりと両手首を掴まれ組み敷かれる。


暁人の目の奥に見える欲情の色。

その目を見ただけで詩織は、身体が震える。




「今日こそは、箱は空にしないから、、、、俺に愛されて、、?、、、詩織。」


「、、、いいえ、暁人君の気がすむまで、、、抱いて下さい。隙間がないくらいに抱き締めて、、、?」









どちらからともなく、求めた。

何度も名前を呼び合い、眠りについたのは日付をたいぶ跨いでからだった。
< 118 / 291 >

この作品をシェア

pagetop