見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
想いを伝えた人
翌日、早速詩織に顔合わせの日取りを伝える。
忙しい叔父を考えて神崎ホールディングスの社長室に決まった。
早すぎる日取りに詩織は、少し戸惑っていたが最終的には了承してくれた。
そしてあっという間に当日を迎えた。
暁人は午前中だけ休みをもらっていた。
朝から詩織を迎えにアパートへ向かった。
チャイムを鳴らすと
緊張気味の詩織が顔を出す。
「おはようございます。お、お迎えありがとう、暁人君。」
4人であった夜から少しずつではあるが、口調も砕け名前で呼んでくれるようになった。