見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
いつの間にか、駐車場についてた。
ドアを開け、手を差し伸ばられる。
その暁人の手に遠慮気味に手を添える。
優しく微笑むと、優しく手を引きビルの正面へと向かう。
そびえ立つビルを見上げる。
あまりのデカさに尻込みする。
すると隣から穏やかな声がした。
「そんなに緊張しないで?、、、大丈夫だよ。詩織は、いつも通りしてればいいから。」
そんな暁人の声に一気に緊張がほぐれる。
「、、、、はい。」
そして玄関を潜り、エレベーターで最上階を目指す。