見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


暫く、パソコンとにらめっこして同窓会の事を思い出し携帯を取り出した。


電話帳からあまりかけない母親を探し、通話ボタンを押す。



「お母さん。遅くにごめんね?まだ起きてた??」

「起きてたよ?どうかしたの?」



父親が帰りが遅いこともありしっかりとした声が、聞こえた。


「この前、中学の同窓会のハガキ来てたって連絡してくれたよね?あれ、出席で出しておいてくれるかな?やっぱり行くことにしたから。」


「あらそう?わかったわ。出しとくわね〜。何処に出会いが転がってるかわからないんだから、じゃんじゃん行きなさいよ。私もお父さんと同窓会で再会してからお付き合い始めたもの。もう28歳よ?若くはないわ。」
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