見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


「、、、うん。そうだね。分かってる。お母さん、、、私、お見合いか婚活イベントしてる所に行ってみようかなって思ってるの。ほら、、、もう若くないし30までには、、、赤ちゃん欲しいから。」


静かにぽつりぽつりと言葉をかける。


「そうね。それもいいかもしれないわね。お母さんは、賛成よ?元気なうちに孫を抱かせてちょうだいよ。」


「、、、うん。ありがと、頑張ってみる。じゃあ、ごめんね?またね。」



同窓会の日時と会場を聞き、母親との電話を切った。

少し、胸が痛んだ。


忘れたりしない。
、、、、、自分の罪を。


親にも親友にも言えない罪。
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