見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


「優ちゃんってば、まだ結婚もしてないのに気が早すぎるよ〜?」


そんな幸せな夢を見ながら、2人は笑い合った。


優子は、仕事を終え先に帰宅した。


次々と同僚が退社していく中、詩織だけが残り、パソコンを叩き続ける。





あと少しだと背伸びをした瞬間、廊下から革靴の音が響いた。

段々近づいてくるその音に、視線を向けるとそこには暁人が立っていた。



「えっ?!、、、暁人君?!」


「、、、連絡ないから心配になってきて見た。警備の人に声をかけたら入ってもいいっていうから。」
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