見合い相手は、変貌を遂げた御曹司

そういって詩織のデスクに近づく。


暁人は詩織の机の上にある膨大な書類を見て、表情を歪めた。


「、、、、いつもこの量してるの？」


そんな顔を見て、慌てて声をかける。


「あ、あと1週間だから引き継ぎが沢山あってねっ、、？ごめんなさい。手を煩わせて、、。」


「こんなの1人がやる量じゃないだろ。あとどのくらい掛かるの？、、、手伝うよ。」


書類に手を伸ばす。


「あとこれを保存して印刷すれば終わりだから大丈夫だよ、、？」


「、、、え？もう終わるの？」


暁人は、出来上がった書類に目を通す。