見合い相手は、変貌を遂げた御曹司

その日は、そのまま詩織のアパートへ送ってもらい、家路に着いた。


翌日、いつもよりも早く来ていた優子が、楽しそうに話しかけてきた。


「聞いたよ〜?今日指輪買いに行くんでしょ??辰巳に連絡あったみたいだよ〜〜!詩織が好きそうな店教えてくれって。だから私がオススメの店、教えておいたからねっ!たっかいやつ買ってもらいなよっ。」


「優ちゃんっ。そんな高級店じゃなくていいんだよっ?!」


「お金は嫌ってほど持ってるんだし。いいの買ってもらいな?辰巳も同じ事言ってたよ〜。はい、その為にも早く仕事片付けるよっ。」








笑いながら、優子は早々に仕事をはじめた。

詩織も席につきながら、仕事をこなしていく。
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