見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
「優ちゃんっありがと!大好き!!!」
涙目になりながら、優子に抱きつく。
「、、、うん。私もね。」
暁人に連絡を入れ、会社を出た。
すると見慣れた車が直ぐに横付けされた。
「詩織、お疲れ。乗って?」
「暁人君こそ、お仕事お疲れ様でした。お迎えまでありがとう。」
そう言って素早く乗り込む。
車で店に向かいながら、詩織に問いかける。
「まさかこんなに早く終わるなんて思わなかったよ。でも時間が合って良かった。」
困ったように、暁人に笑いかける。