見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
「本日は、婚約指輪をお探しと伺っておりますが何か希望はございますか?」
「それがそういったものに疎くて、人気のあるものをいくつか見せてくれるかな?」
「はい、では少々お待ち下さい。」
小さく頭を下げ、指輪を取りにいった。
「、、、詩織は、誰かから指輪を贈られた事はあるの、、?」
少し寂しそうに暁人に尋ねられた。
「ありませんよ、、?暁人君が初めて。」
すると急に笑顔になった。
「ようやく初めてだ。詩織の初めてが何でもいから、、、欲しかった。」
はにかんだ笑顔に胸がときめいた。