見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
その指輪を詩織に嵌る。
「うん、綺麗な細い指に似合ってる。でも少し金額が安価だね。、、、本当にこれがいいの?今まで使う相手も居なかったから遠慮しないで選んで?」
「あ、安価?!こんな高価な物で申し訳ないくらいだよっ、、。普段も付けておきたいからあんまり飾りっ気なさい宝石が小さいのがいいなって。、、、、デザインも凄く好きなの。」
少し不服そうな暁人に、詩織は慌てて必死に説得する。
「そう?気に入ったのならいいんだ。じゃあ、婚約指輪はこれにしよう。あとは結婚指輪だね。これは俺が決めていい?」
どうにか暁人を説得できたようで安心する。
「うん。暁人君が好きなものにして?暁人君と一緒のもの持ってないから嵌めるの楽しみにしてるねっ。」