見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


冗談なのか、それとも本当なのかわからなかったが詩織はコクコクと頷いた。


「それはそうと、3日後のホテルでのお披露目会だけど、、。かなり大規模になりそうなんだ。叔父さんが何度もあると大変だからって会社関係も親族も一緒にすることなった。」


「そう、、なんだ。」


「心配しないで。詩織は俺の隣でいつも通りしてくれていれば、それで大丈夫だから。」

不安そうな顔の詩織に手招きをする。



「、、、大丈夫。詩織は詩織らしく居て?昔から変わらない詩織が好きだから。」


ゆっくりと近づき、暁人の隣に座る。

そして真っ直ぐな力強い目を向ける。



「うん。大丈夫、、、私も、、、暁人君が好きだから。認めて貰えるように頑張るから。」


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