見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
目がさめると隣に温もりがあったり、帰りを待っててくれると思うと、それだけで温かい気持ちに包まれる。
そんな穏やかな日は、あっという間に過ぎていき、お披露目の日を迎えた。
そんな日でもギリギリまで仕事をこなす暁人を、凄いと思うし尊敬する。
詩織は、暁人からこの日の為に贈られたドレスを身につけ、化粧を施し暁人の帰りを待つ。
1人でいると不安に押しつぶされそうになるが、そんな時は暁人から貰った指輪をぎゅっと握りしめる。
大丈夫、、、1人じゃない。
すると暁人が帰宅した。
急いでシャワーを浴び、スーツに着替える。
「待たせてごめんっ。それじゃあ、会場に向かおうか?」