見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
「か、神崎社長っ!!あ、あ、あのこれは、、そのっ、、、!。」
そんな彼女達を無視して、詩織の元へと静かに近づく。
「今から暁人が挨拶をするから、詩織さんもおいで、、、。私から大事な話もあるから。」
優しく微笑む努に、涙が出そうになった。
「はい。、、、ありがとうございます。」
暁人に少し似た笑顔に、ホッとして後ろから着いていき前のステージに登った。
そしてゆっくり暁人の少し後ろに立った。
それを確認して、暁人は深々と頭を下げる。
しんと静まり返る会場。