見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
「私の目に狂いはなかったようだね、、、?」
優しい努の声に、顔を上げる。
「、、、え?」
目が合うと、嬉しそうに微笑んだ。
「そうだね。まず始めに、、、事務処理からお願いしてみようか。只し、仕事に関しては婚約者だろうが容赦しないよ。それでも、いいかい?」
詩織は勢い良く立ち上がり、声を上げる。
「いいんですか!?!?!?あ、ありがとうございますっ!!本当に、、、ありがとうございます、、!」
何度も何度も、頭を下げた。
こうして、明日から神崎ホールディングスで働ける事が決まった。