見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
薄暗かった外も、仕事に集中していると明るくなっていた。
社長室の外も人の声が聞こえ始め、今日も1日の仕事が始まったようだ。
山積みの資料に手をつけた時にノックが響く。
「今日も随分早くから頑張ってるみたいだな。そんな暁人に、今日からサポートで事務をしてくれる人雇ったから。」
「おはようございます。、、、こんな時期にですか、、?中途採用とかですか?」
疑問に思いながらも、努の方を見る。
すると笑いながら、ドアの前に立ちそのままドアノブに手をかける。
「あとでこっちに来てもらうから。、、、あくまでも仕事に来てるから公私混同しないように。いいね?、、、じゃあ、また。」
そういうと直ぐ社長室を出て行った。