見合い相手は、変貌を遂げた御曹司



「やめて下さいよ。蓮さんは知ってるでしょ?俺がそういうの駄目なの。」



2人で楽しそうに会話が弾む中、詩織は2人を交互に見ていた。

蓮がその事に気づき、詩織に声を掛ける。



「詩織さん?だったかな。自分達だけで盛り上がって申し訳なかったね。暁人は大学の後輩で昔はよくつるんでた。久しぶりの再会で、つい盛り上がってしまった。」



蓮は、罰が悪そうに眉を下げた。



「いいえっ。暁人さんも嬉しそうで、私も嬉しいです。もっとお話し聞かせて下さい。暁人君目がキラキラしてる。、、、憧れの方なんだよね?暁人君っ。」


詩織は、満面の笑顔を2人に向ける。
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