見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


「、、、、、えっ?」


驚いて暁人を見上げると、細めた目の奥に燃え上がる情熱の色が見えた。



「、、、それは詩織でしょ。自覚ないんだな、、?こんなにも欲情にかられるのに。疲れてるだろうから今日は抱きしめるだけにしようと思ってたけど、、、無理みたいだ。運良く明日は完全にオフだし、好きなだけ愛し合える。、、、こんな絶倫な俺に、、、抱かれる覚悟、、出来てるか、、?」


「っ、、、、。」


そんな暁人に淫欲にまみれた自分を知られたくなくて、顔を背ける。


「目を逸らさないで、、、。もっと見せて?俺のことが欲しいっていう詩織の顔。もっと見たい。俺の顔も見てよ、、、。こんなに毎日抱いても抱き足りない。、、、愛してるんだ。」


身体の中から湧き上がる熱を抑えられない。

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