見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
「可愛い顔が台無しだよ。ほら、詩織。久しぶりの再会にもっと喜びなよ。」
後ずさりしながら、声を絞り出す。
「あ、、貴方は、、罪の意識がないの、、ですか、、、?」
「泣きじゃくる君を捨てた事?」
「っ、、、、!違いますっ!!!!!!!」
カッとなり、声を荒げる。
一気に空気を吐き出した為、空気を求めようとすると過呼吸が起こった。
ひゅうひゅうと胸を押さえる詩織を見て、男は嘲笑うように声を掛けた。