見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
それを目にし詩織の恐怖は増し、真っ青になりながらベッドから逃げ出そうともがく。
するとベッドに強い力で引き戻され、肩をがっつりと押さえつけられた。
「いっ、いやぁっ、、、!」
詩織は泣きながら、暁人の胸を押し返す。
「そんなに嫌か?俺たち、夫婦になったんだよな、、?あの男の子供は産めても、俺の子は産めないって、、、?」
その言葉を聞いて、詩織は震えだす。
「っ、、、、、!」
目を開けたまま、涙を流し続ける。
暁人にバレてしまった。
きっと智成に聞いたのだろう。
、、、、、もう終わりだ。
幸せなんかあっという間に崩れ去るんだ。