見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
本音を見せる人。そして努力し続ける人。
次の日なっても暁人は戻ってこなかった。
朝まで一睡もできなかった詩織は、よく働かない頭で仕事に行く準備をしていた。
すると携帯が鳴った。
急いで通話ボタンを押す。
「あ、暁人君っ、、、?!あ、、すみません、、。会長、おはようございます。、、え?今日から暫く、、ですか、、?それは、クビという事でしょうか?は、、い、。わかりました。失礼します。」
会長との電話切り、呆然としてしまう。
今日から暫く休むようにという話だった。
クビではないにしろ、会社に行く事が出来なければ暁人に会う事もできない。
もしかしたら、
暁人がそう頼んだのかもしれない。