見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


しかし、暁人が帰ってくる事はなかった。

次の日もその次の日も、、、。




詩織は覚悟を決めて役所へ向かった。

もらいに行ったのは離婚届け。



あんなに忙しくても必ず帰ってきてくれていた暁人が帰ってこないのが、その証拠。





暁人の経歴に傷が付くのは申し訳ないが、此処にはもう居られない。

子供じゃないのだから、分かっている。




今までだってそうだった。

誰かの1番にはなれない。
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