見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


「大掛かりな、、事ですか、、?」


「あぁ、そうだよ。第一、本人不在の中これを出すことは出来ないから私が預ろう。君はこれから、、、どうしたい?」


「とりあえず荷物をまとめて、暁人さんのマンションを出るつもりです。知り合いの所に暫く置いてもらってから住むところを決めます。仕事は、、、どこか別の所を探します。お手数ですが、離婚の有無だけ教えて頂いてもよろしいでしょうか、、?」


ふぅと深い溜息をつき、詩織に声をかける。





「それは、2人で話し合ってからでもおそくないんじゃないかな?まずは、2人でしっか、、」


『辛いんですっ、、、、!!いつ帰ってくるかわからない暁人さんをあの家で待つことが。もの凄く、、。』


詩織は、努に畳み掛けて叫ぶ。
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