見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
ゆっくりと扉を閉めた。
言葉にしたらより一層、気持ちが溢れてきて涙が頬を伝う。
詩織は走って会社を後にした。
そしてマンションに戻り、荷造りをして合鍵をポストに入れた。
そして詩織は、ある場所に向かった。
チャイムを鳴らすと、
凄い勢いで優子が顔を出す。
「詩織っ、、!上がって!!!」
「突然ごめんね?、、、お邪魔します。」
キャリーバッグをコロコロと引っ張り、リビングへと向かう。
「心配したよっ!?詩織、、痩せたんじゃない、、、?うちには、いつまでも居ていいからね?」