見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


「あの人集りの真ん中にいるのってさっきドアから遅れて入って来た人だよね?うーん、、。あんな人いたかな〜、、、。」


人数の多い学校だったが、割と顔が広い優子が頭を抱えている。


「、、、うん。私も見覚えないな。一度も同じクラスになった事ない人かな?」



「いやいや、でもあの遠くからでも分かる鍛え上げられた肉体に甘いルックス。あんな目立つ人忘れる訳ないと思うんだけどな〜、、、。でも助かったね。あっちに皆んな気を取られてるみたいだし。今のうちに幹事の子探して帰ろ。」


「、、、うん。」


そう言って幹事の人間を探していると、熱い視線を感じた。
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