見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
すると彼は、優しく目を細め微笑む。
その姿にまた悲鳴が上がる。
彼は先ほど以上に囲まれ、詩織の視界から見えなくなった。
それでようやく、我にかえった。
「やっぱり知り合いだったんじゃない?詩織見て微笑んでたし。、、、同じクラスとか?」
「、、、思い出せないや。」
「ま、いいっか。それより帰ろ?幹事の子には言ってきたから。」
そう言って優子に手を引かれながら
会場を後にした。
そんな詩織をまたじっと見つめてた彼を
2人は知らない。