見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
「あいつ、めちゃくちゃ目立つ容姿してるから行ったら分かると思ったんだけどな。身長高いし、体バキバキだし、その上甘い顔立ちだし。俺、高2の時から同じクラスだけどモテ方、、、半端無かったよ。当の本人は、全く興味ないみたいだったけどね。」
「あー、、、。居たかもそんな人。後から遅れて入って来て凄い囲まれてた。そのお蔭で高校の同窓会みたいにならずに済んだしね。」
ある人物を思い出して苦笑いした。
「やっぱり?モテるもんね、神崎ホールディングスって知らない?結構有名な企業だよ。あいつあそこの跡取りで今、、副社長してる。この前会った時も、相変わらず相手居ないって言ってた。女に対して潔癖のところあるから、見た目とか肩書きとかに寄ってくる女は、気持ち悪いって言ってたしな。あれで童貞とか、笑えるだろ。」
「し、し、知ってるっ!!神崎ホールディングスってうちの取引先でもあるよ!超大企業じゃん!!!しかも童貞って、、ヤバイじゃん。この歳になっても経験無いなんて、絶対危ない人だよ!その人っ!」